転職することは怖くない!
会社の奴隷・下僕になった男の話。
男はごく普通に大学を卒業し、流れのまま、それなりの会社に就職した。特にやりたいこともなく、また、特にこれといった技能や知識も持ち合わせていない、かといって、能力的に他と劣るわけでもない、そこらへんにいるごく普通のサラリーマンとして社会人をスタートさせた。
会社を辞めることなく、それなりに仕事をこなし数年が過ぎ、周りが家庭を持ち始めた頃、男も同様に家庭を持った。そして2年が過ぎる頃、子供も授かった。
定年で会社を辞める数と同数程度の数の新入社員が毎年入ってきて、それなりに会社内でも立場が高くなってくる。慣れた仕事なのでそれほど苦痛も感じないし、それほど大変でもない。それなりに毎日、仕事をこなす日々を送っていた。
しかし、そんな彼に恐怖、逃れられない恐怖が徐々に迫ってくることになる。
若い社員の中でも、1人、2人と知識と経験をつけ仕事ができるようになってくる人材が育ってきたのだ。「もしかしたら俺やばいかも。。。」 男は自らの立場に危機感を覚え始める。
「今この会社をクビなったら、俺に何ができる?妻や子供はどうなる?」
この瞬間男は変わった。恐怖、不安が彼を変えた。彼は会社の奴隷、下僕と化したのだ。会社を辞めるという選択を無くすために、彼は一生懸命上司に媚びをうち、会社の言いなりになった。今、この会社を辞めるわけにはいかない。ここ以外では生きていけないと彼は思ったのだった。
あなたは本当にこのままでいいの?
多くのサラリーマンは会社を辞めることを怖いことだと思っているようです。徐々に、転職に対してマイナスイメージが払しょくされてきた昨今でも、会社を辞めるという意思を話したら、びっくりするやら心配するやら、とにかく良いリアクションは期待できません。でもそのようにいう人達も一方ではこう思っているわけです。
「ずっとこんな仕事を続けるってのも空しいよなぁ~」
あなたの周りにもこんな人いませんか?もしかしたら、あなたがそんな中の一人なのかも。。。
なぜ、会社を辞めることに良いイメージがわかないのか?
人間の潜在意識では、必ず安定を求めます。安定すること、現状をなるべく変えないことは生存の可能性が最も高い選択だからです。人間は、無意識ながらより生存率の高い選択を行い、現状を変えないように行動するのです。
でも、一方で将来に対して虚無感に似た感情を抱くのです。「このままでいいのだろうか…」と
変化や進歩を求めてはいるものの、無意識の安全欲求が故に現状に留まり、会社を辞めることなく、会社にしがみつく結果に。そして多くの人が、「やらなかったこと」に後悔しながら、もしくは、その後悔を隠しながら一生を終えるのです。
でも、ちょっと考えてみてください。そもそも、会社は労働力を必要としています。そのために労働者に賃金を支払い、労働力を得ています。労働力がなかったらその会社の活動に支障をきたしてしまうはずです。この関係性には、一方的な提供というベクトルは存在しません。
会社と対等に付き合いたくありませんか?
一方的に会社にしがみつくというのは、正常な雇用関係ではありません。会社側が労働者を解雇するのと同様に、労働者側が会社を辞めるという選択肢もあるわけです。会社を辞めることができるという選択肢を持つことができると、気持ちに余裕が生まれてきます。
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